早くから中国で業務を展開しているドイツのロボットメーカーであるKUKAは、中国のオートメーション市場は長期的に見てポテンシャルがあると信じている。しかしこの会社はそれでも慎重だ。同社の総裁は、「中国はこれまでのような高度経済成長率は見込めない。ただ、オートメーション化に関しては大きなポテンシャルがある。なぜなら政府は経済計画においてロボット技術を核心的産業と位置付けているからだ」と述べる。これは同社にとってチャンスだと同氏は考える。
同氏によると、中国の発展速度は驚くべきものがあり、現在中国では多くのロボット技術企業が作られているという。同社はこの発展傾向を注視しているところだ。 記事はまた、中国の産業ロボット市場が急速に発展していると指摘している。2014年、中国は産業ロボットで引き続き世界一の市場となった。ロボット販売量は56%増加し、5.7万台となった。国際ロボット連合会によると、この5年で中国の産業ロボット市場は年平均59%も成長している。
中国大陸のメーカーの存在感が注目されている。国際ロボット連合会は、2015年の産業ロボットの中国での販売量は25%の増加になると見込むが、中国のメーカーによる販売量は40%の増加を予測している。中国市場の需要が、業界全てを刺激している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年12月7日