最後に価格に関するハードルだが、ロボットを一般家庭に普及させるには価格が重要な要素となる。過去、介護型ロボットの販売価格は数千万円であり、これでは普及させるのは非常に難しい。厚生労働省と経済産業省は介護ロボットの価格を10万円前後まで抑えるように「10万円ロボット」を提唱している。人工知能ロボット「ペッパー」の販売価格は1台19.8万円で、毎月このほかに1.48万円のネットワーク費用がかかるが、初回販売分の1,000台は1分で売り切れとなった。
「日本経済新聞」は日本の家屋面積は一般的に広くないので、「ペッパー」が自由に移動できるかという点が問題だと指摘している。これもまた家庭用ロボットの普及を実現するうえで超えなければならないハードルと言えるだろう。(編集TG)
「人民網日本語版」2015年12月10日