「革新的発展、調和的発展、グリーンな発展、開放的発展、共有による発展の堅持は、中国の発展の全局面に関わる重大な変革だ」。中国共産党第18期中央委員会第5回全体会議(五中全会)が今年10月に発表した5大発展理念は、中国の数世代に渡る建設者の経済・社会の発展法則に対する深い思考を凝縮している。これは全面的な小康社会の建設、第一の百年奮闘目標への邁進に向け、理論・行動面の指針をもたらした。12月18日から北京で開催中の中央経済活動会議は、この「5大発展理念」を今後1年間の実務的な措置に融合する。
成長率が最も高い超大型経済体である中国の発展は、世界の発展の最も重要な構成部分の一つだ。国連が新世紀に入り制定したミレニアム開発目標に含まれる、初等教育の普及、男女平等の促進、児童の死亡率の低下、エイズなどの疾患への対応といった内容を、中国はほぼ実現している。国連の貧困撲滅基準に基づくと、中国の世界貧困撲滅に対する貢献度は90%に達している。全世界で貧困から脱却した10人のうち、9人が中国人だ。中国の経済発展により、世界の5分の1、発展途上国の4分の1、中所得国の5分の3弱の人口が直接的に利益を得るという試算もある。
世界の東方にそびえ立つこの「発展の一極」は、世界の発展への影響力を増している。中国は近年、世界経済の最も苦しい時期に、成長けん引の重責を担った。中国の2009-11年の世界経済成長に対する貢献度は、50%以上に達した。中国の経済成長率はやや鈍化しているが、世界経済成長への貢献度は依然として30%以上を維持しており、世界経済の重要な動力源だ。ある専門家は、中国の成長・貿易・貧困撲滅への貢献は、過去30数年間の人類史上における最も重要な発展の成績だとしている。