10.人民元の値下げ
今年の後半、人民元の為替レートに大きな変化が生じた。10年にわたる元高傾向がひと段落したように見える。12月17日、米FRBは2006年6月以来となる利上げに踏み切った。この日、人民元は1ドル6.48元まで下げ、8年ぶりとなる10日連続の下落となった。2011年6月以来の低さだ。オフショアでは一時6.52元となり、400ポイント下げた。半年前のレートは1ドル6.20程度だった。
中央銀行は今年8月、積極的に人民元を下げるという意外なオペレーションを行った。人民元の対ドルレートは1日で1.8%以上下げたが、これは為替改革以降で最大の下げ幅だった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年12月24日