「我々は1つのことを忘れてはならない」とシェアード氏は述べる。「世界のGDP成長から見れば、今年中国が6.9%を達成することは2009年の14%成長に等しい」。
もう1人のノーベル経済学賞受賞者で、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスの教授であるクリストファー・ピサリデス氏は、中国は「依然として悪くない成長を続けているし、政府も安定成長に向けた調整のための支援準備をしているようだ」と指摘する。
オックスフォード大学の教授であるイアン・ゴールディング氏は、世界経済の再減速を予測すべきではないもう1つの理由を挙げる。
「この数十年の状況と比較して、今の世界経済は強靭性を備えるようになった。その理由は成長エンジンの数にある。つまり中国が減速するとき、インドが成長を加速させる。そして両国の経済成長は、先進国ではなかった強さを持つ」とゴールディング氏は述べる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年1月22日