スマホ事業に関して言えば、LGはさらに深刻である。同社のスマホ部門である「移動通信(MC)事業部は、昨年の第2、第3四半期に劣勢に立たされ、第4四半期の赤字は438億ウォンに達した。昨年第2四半期の同部門の営業利益はわずか2億ウォンだった。第3四半期になると776億ウォンの赤字に転落した。
業界筋によると、世界のスマホシェアはすでに飽和状態にあり、中国製スマホも徐々に実力を付けてきたことから、市場競争は日増しに激烈になっている。加えてサムスンのGalaxy EdgeやLGのG4 などの主力新製品はイノベーションに欠けており、消費者の購買意欲をかき立てるものではなかった。サムスンとLGは昨年、市場で際立った存在感を見せ付けることができなかった。