成長を牽引する投資・輸出・消費のうち、15年は消費の拡大が際立った。投資と輸出の伸びが大幅に落ち込んだ一方、消費の経済成長率に対する寄与率が大幅に拡大したことから、消費が経済の安定成長に欠かせない役割を果たすようになったといえよう。専門家は、消費の寄与率拡大について、「中国の経済社会の発展や産業構造の調整、所得の増加が続いており、中国の消費が新たな時代を迎えたことの表れだ」と指摘する。
高部長は、消費拡大の理由について、◇2012年の中国共産党第十八次全国代表大会(十八大)以降、中国の都市部と農村部住民の所得の伸び率は3年連続でGDP成長率を上回り、消費が持続的に拡大してきたため、◇社会保障制度の整備が進み、その分が消費に回るようになったため、◇消費環境が改善されたため、ーーなど多岐にわたると述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年2月24日