ただ、A株市場について、同ファンドマネージャーは相場が持ち直す可能性が高いとみている。「市場で流れているうわさが否定されている上、今週からA株市場は「両会」相場を迎える。人民元為替相場の安定に向けて指導層も次々とシグナルを発している」と指摘した。
景気循環株セクターを選好
2月26日のA株市場は、石炭、石油、鉄鋼、非鉄金属など景気循環株セクターのけん引で「V」字反発。上海総合指数の終値は前日比で約1%上昇した。ただ、上昇は1270銘柄、下落は1225銘柄と、全面高にはならなかった。さらに、「創業板」は1.09%下落した。今後の先行きについて多くの機関投資家は、指数の反発が継続すれば、テクニカル面でみると景気循環株セクターの株価パフォーマンスが成長株セクターを上回る可能性があるとの見方を示している。
中国網日本語版(チャイナネット)」2016年2月29日