社会科学院経済政策研究センターの郭克莎主任は、張立群氏と同様の見方を示した。第1四半期のGDP成長率は市場予想を上回る可能性があるとみている。
国務院の張高麗副総理は中国発展ハイレベルフォーラムで、今年1-2月から3月上旬の主要経済指標は改善に向かっていると指摘。第1四半期は良好な滑り出しとなり、16年年間では難題を克服、来年は明るい展望が開けるとの見通しを示した。
リポートは経済指標の改善について、政府がこれまでに実施した一連の下支え措置が奏功した結果だと指摘。一部の先行指標は改善しており、財政支出の伸びが加速、不動産市場は緩やかに回復している。企業の在庫調整も継続され、比較対象となる前年の数値を考慮すると、経済成長は安定推移する可能性が高い。第2四半期の経済は基本的に安定に向かう見通しで、GDP成長率は6.8%前後を維持、CPI上昇率は2.4%前後になるとみている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年3月29日