同委員会の理事長で独リンデグループのCEO(最高経営責任者)を務めるヴォルフガング・ビューヘル(Wolfgang Büchele)氏は、「一帯一路の構築によって、欧州とアジアの新たな協力方式が提供され、沿線諸国経済の成長ポテンシャルが高められるだけでなく、地域経済のグローバル化が推進されることになる」と述べた。
独メトロのオラフ・コッホ(Olaf Koch)CEOは、「欧州とアジアの貿易の要衝を築く上で、将来性の高い枠組みを構築するものだ」と指摘。また、「中国が成長モデルの転換を進め、欧州の新たなビジネスパートナーとなる上での重要な一歩だ。中国はもはや「世界の工場」ではなく「投資家」に変わった。中国国内で急速に成長する中産階級の高品質製品に対する需要は膨大であり、欧州に新たな投資機会をも提供するだろう」と期待感を示した。
ドイツ産業連盟 (BDI)のウルリッヒ・グリロ(Ulrich Grillo)会長は、「一帯一路の構築で最終的に恩恵に与るのは受益者は両端の国だけではなく、すべての沿線諸国だ」と指摘。これにより財貨・サービスの自由な流通が実現すれば、膨大な貿易ポテンシャルを掘り起こせるだけでなく、欧州とアジア地域全体の平和と安定にも寄与するとの見方を示した。
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