世界のビジネス界は中国市場の先行きを楽観視
「中国は非常に重要な隣国で、EU(欧州連合)はこれまでも中国、中国市場を極めて重視している--」。国連欧州経済委員会(UNECE)経済協力および貿易部門の
Virginia Cram-Martos部長は『中国網(チャイナネット)』記者の取材に対し、中国の6.7%の経済成長率に一部で懸念の声が上がっていることについて、懸念する必要は全くないとの見解を示した。欧州で多くの国の経済成長率は1%台に過ぎず、中国が中高速の経済成長を維持しているのは「驚くべきこと」と指摘した。「経済規模が小さい段階で高成長や2ケタ以上の成長率を達成するのは比較的容易だが、中国の経済規模はすでに世界第2位だ。引き続き6.5%以上の成長率を維持しており、その増加分は驚異的に大きく、経済規模の小さい国の20%以上の成長率に匹敵する」と語った。
フォーチュン・グローバル500入りを果たしている米デュポン社・中国法人の黄晨・総経理は発言で、「経済政策の調整を迫られる際は“オストリッチ・ポリシー”に走る国が多く、問題を直視できるのは極わずか。しかし、中国は問題から逃げず、積極的に改善を図る。足元で中国は品質の向上、国内市場の需要創出に注力している。これは喜ばしいことだ。中国経済にとって困難よりもチャンスが大きい。中国の経済成長は依然として先行きが明るい」と指摘。グローバル企業にとって、環境改善、産業グレードアップ、人材育成などの多く分野がハイライトと商機に満ちているとの見方を示した。