仏紙Nouvelles d'Europeは先ごろ、「G20のメンバー国はそれぞれ独立し、短期的な危機の対処方法を重視しており、これが通貨安競争などの懸念を誘発している」と指摘。「構造改革の提議は、G20という多角的な組織が1つの長期計画を漸進的に進めるうえでプラスに働く」と報じた。同紙は、「中国経済の政策方針は、多くの国が集う場面でプラスのエネルギーと生命力を発揮する。9月のG20サミットの拠り所ともなり、世界経済の回復に理性と建設性をもたらす」としている。
「中国は信任に値し、G20は期待する価値がある」。オーストラリアの元外交官であるRichard Woolcott氏はインドネシア紙The Jakarta Postの記事で、こう指摘した。「オーストラリアにとって、現在はアジアの時代だと言われる。G20やAPECなどの現行制度をうまく利用し、大胆な行動を採る必要がある。オーストラリアを時代とともに前進させ、アジア・西太平洋地区の一員となるべきだ」と強調した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年5月25日