「天津エコシティ」では、全ての建築物に持続可能性を持たせる基準を設けた。もし同様の基準を他の新都市に設けるならば、大きな効果をもたらすだろう。 高速道路建設の未来も明るい。中国の都市において、最も有害な排気ガスの3分の1が自動車から排出される。そのため公共交通の利用人数の増加がカギになってくる。高速公共バスが最初に始まったのは広州だ。
現在、広州のほか19都市に拡がっている。この交通システムは排気ガスや渋滞を減少させるだけでなく、コスト面でみても地下鉄建設の10分の1で済む。
中国の都市計画において無人化交通システムの割合が増加している。たとえば上海新天地の商業エリアなどがある。他にも杭州などの都市では自転車のシェアなど補足的システムが導入されている。中国の自転車シェアプロジェクトは数量で世界一となっている。
気候変動パリ会議での合意後、世界の都市計画策定者の関心は今年10月に開催される国連人間居住キト会議(エクアドル)に移っている。中国の都市はさらに積極的に実行力を発揮しなければならない。 今後10年で、中国はニューヨークと同規模の都市を10個建設する計画がある。上記の措置を通じ、中国の都市は、中国ないしは世界の気候変動にとって大きな役割を演じていくだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年5月25日