テレビの世界市場規模は年間2億3000万台とされており、そのうち単価が2000米ドル以上のハイエンド製品は約500万台(約2%)。ハイエンドテレビが占めるウエイトはここ数年、上昇傾向が続いた。米家電量販大手・ベストバイが扱うOLED有機テレビのなか、LGの最上位機種は7999米ドルで販売されている。テレビ市場のハイエンド化の流れが顕著になってきている。

「長虹Q3A」
ここ数年の中国テレビ市場をみると、低価格帯機種の投入が相次ぎ、メーカーが値下げ競争に陥る時期もあった。一方、4Kテレビの台頭やOLED有機テレビ技術レベルの向上を受け、ここ2年は超高精細、高画質、大画面のハイエンドテレビに人気が集まるようになった。統計によれば、第1四半期のハイエンド機種の普及率は、UHDテレビが19ポイント上昇の42%に達し、超薄型軽量テレビも2.6%に上っている。
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