報道によると、中国国家スパコン無錫センターは国内の20件以上の重要なアプリケーション開発を引き受けている。そのうち清華大学地球科学研究センターは、「神威・太湖之光」で、初めて100万計算・高解像度の地球シュミレーションを成功させた。 清華大学の研究員は「この計算システムがあれば、30日以内にこの先100年間の地球の気候のシュミレーションを完成できる。これは今まで想像すらできなかったことだ」と話す。
スパコンのアプリケーション開発の分野でのノーベル賞ともいわれる「ゴードン・ベル賞」が設立された1987年以降、中国の研究チームが受賞することはなかった。しかし今年、「神威・太湖之光」をベースとする3つのアプリケーションが受賞を果たした。これは全体の受賞の半分を占める。その3つとは、(1)中科院ソフト研究所が清華大学などと開発した「地球大気非静力雲解像シュミレーション」(2)国家海洋局が清華大学などと開発した「高解像度波浪ショミレーション」(3)中科院ネットワークセンターが開発した「チタン合金ミクロ構造変化フェーズフィールドショミレーション」である。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年6月22日