パキスタンの国内は電力供給が不足している。イスラマバードやラホールなどの主な大都市では毎日複数回の電力供給制限が行われ、人々の生活に深刻な影響を及ぼすと同時に、パキスタンの経済と社会の発展を抑えている。カシム火力発電所が完成すれば、パキスタンの電力供給が立ち遅れる状況を大きく改善することになる。
「カシム火力発電所は中パ経済回廊の枠組みで進められるエネルギー協力のモデル」
パキスタン民営電力・インフラ委員会の代表者は記者の取材に対し、カシム火力発電所が完成後にパキスタン南部の重要な火力発電拠点になると説明。生産された電力エネルギーは直接、パキスタン国家電力ネットワークに送られ、最終的にパキスタン各地の世帯に届くことで全国民を幸せにするとの見方を示した。カシム火力発電所がパキスタン国内の電力供給不足をやわらげる重要な機能を発揮し、電力危機を緩和する上、発電所の建設と運営がパキスタンの長期的な成長を強く支えると予想。このプロジェクトについては、中国とパキスタンの両国が中パ経済回廊の枠組みのもとで進めるエネルギー協力のモデルと話している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年8月31日