Messner氏はG20サミットで果たした中国のリーダーシップを称賛すると同時に、中国とドイツが2016年から2017年にかけて主催国となることで世界経済発展に必要な改革を加速し、実現させることができると述べる。
中国主催による今回のG20サミットは、気候変動パリ会議後で最初のサミットだった。サミットでは、地球温暖化対策の新枠組み「パリ 協定」を批准した。加えて「持続可能な開発のための2030アジェンダ」において、今後15年間で極端な貧困を撲滅し、不平等や不公平に打ち勝ち、気候変動の抑制などを定めた。
「私の理解によれば、中国はいま、従来のG20サミットの持つ世界経済の維持という目的を、パリ協定と『持続可能な開発のための2030アジェンダ』の枠組みの中に組みいれようとしている」とMessner氏は述べる。「これは3つ目の非常に大きな進歩だ。次のG20サミット開催国であるドイツも継承すべきだ」。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年9月8日