「太陽熱発電所の初期投資は太陽光発電の3-4倍になる。合理的な電力価格が設定されなければ、企業は手を出せない」と、天津浜海太陽熱発電投資有限公司の蘇堅健・総経理は「経済日報」の取材に応えた。技術や生産能力の問題が解消されれば、企業は電力価格の決定を待つだけだとしている。
国家能源局は2015年11月、北京で全国初の太陽熱発電モデルプロジェクトの入札が行われ、太陽熱発電は転機を迎えた。今回の基準電力価格の発表は業界のマインド向上につながる。華泰証券の弓永峰・首席研究員はこれについて、「太陽熱発電モデルプロジェクト第1弾が年内に承認される可能性が極めて高いことを意味する。モデルプロジェクトが承認、着工されれば、中国の太陽熱発電企業の急成長が期待できる」としている。
2011年に太陽光発電の基準電力価格政策が発表された時は、太陽光発電の設備容量が前年比で700%以上増加した。太陽熱発電も同様の発展段階にあるため、今後の爆発的な成長が推測される。国家計画によると、「十三五」(第13次5カ年計画、2016-2020年)期間の太陽熱発電設備容量の目標は最低5ギガワットとされている。これを元に試算すれば、市場規模は少なくとも1500億元に上るとみられる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年9月8日