専門家は、2018年に世界のビッグデータ技術・サービス市場の規模が500億米ドルに達すると予測している。
「将来最も価値を持つ資源は分析済みのデータだ。ビッグデータ産業の第13次5カ年(十三五)計画が年内に発表されれば、製造業やサービス業など全産業チェーンのイノベーションが進む見通しで、蒸気機関と電気による工業革命にも劣らないだろう」。エコノミストの宋清輝氏は『証券日報』の記者による取材に対し、ビッグデータ産業の「十三五」計画が活性化する関連産業の生産高が1兆元に上るとの試算を示した。
消息筋によると、<ビッグデータ産業「十三五」発展計画>はすでに専門家の意見募集を終え、集中的な検討と見直しが進められており、年内に発表される予定だ。
「この計画が発表されればインターネットに関連する全ての産業に影響が及ぶ。その影響が比較的大きいのはインターネット産業と<インターネット+>高度化・モデル転換が順調な産業となる。例えば、観光、文化、物流、金融、スマート製造などで、こうした産業はインターネットと密接な関係があり、ビッグデータに頼るところが大きい」。中投顧問インターネット業界研究員の王寧遠市は『証券日報』の記者に対してこのように話した。