中国の専門家は、世界安全における中国の新たな役割に基づき、軍事遠征活動を実施する必要があると考えている。あるアナリストは、(今や)一帯一路は軍隊の保護を必要としているとし、解放軍の海外活動範囲を周辺からより遠い地域に拡張するよう呼びかけている。さらにはテロリズムに対応するため、中国は対外的なテロ対策協力を拡大すべきだと主張する人もいる。
これらの提案のうち一部は、すでに実行に移されている。例えばパキスタン軍は一帯一路を保護するため多くの兵力を割いている。中央アジアのテロ対策の強化を巡り、タジキスタン、アフガニスタン、中国、パキスタンの4カ国の協力・協調枠組みが、先ほど構築された。
中国国家安全政策のグローバル化は、現時点ではまだ発展の初期段階にあり、多くの制約的要素が存在する。しかし一帯一路の実行に伴い、外向きの国家安全政策の制定が促される。この変化は、中国と世界に深い影響を及ぼす。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年10月22日