「中国版CRS」が間もなく発表、富豪の金融資産が透明化へ
「中国版CRS」が間もなく発表、富豪の金融資産が透明化へ。
タグ： 中国版CRS,富豪の金融資産
発信時間： 2016-10-26 13:33:36 | チャイナネット | 編集者にメールを送る
国家税務総局はこのほど「非住民金融口座税関連情報職責履行調査管理方法（意見募集版）」を発表した。これは業界内で中国版CRS（共通報告基準）と呼ばれている。
経済協力開発機構が定めるCRSは、世界の税務協力の強化による税収の透明度の向上と、海外口座を利用した国を跨ぐ脱税や、非合理的な課税逃れ行為の撲滅を目的としている。中国は国務院の批准を経て、2014年9月にCRSの実施を約束していた。この約束に基づき、中国は2018年9月に初の情報交換を実施する。
「中国版CRS」（意見募集版）の公開は、中国がこの目標に向け実質的な大きな一歩を踏み出したことを意味している。業界関係者が「急所を突く」必要性を訴えているように、金融機関が把握する口座情報は、国際税務情報交換の「急所」だ。「中国版CRS」の正式な実施により、各種海外口座を持つ富豪の金融資産も透明化の時代を迎える。
資産を持つ外国人以外にも影響が
この意見募集版の「非住民」とは、中国の納税者を除く個人もしくは企業のことで、政府機関、国際組織、中央銀行、金融機関、証券市場で上場・取引中の企業やその関連機関を除く。
この「中国版CRS」は主に外国人を対象としているが、中国人と無関係なわけではない。
「中国網日本語版（チャイナネット）」 2016年10月26日
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