財政・経済コメンテーターの葉檀氏は「CRSを徹底すれば、資産を全面的に網羅できる」と指摘した。
さらに中国が、金融機関が金融講座の調査を行い、非住民口座を識別し、口座関連情報を収集する日程表を明確にしたことに注意が必要だ。
2017年1月1日より、新規開設された個人・法人口座の調査を徹底する。2017年12月31日までに、高所得者(2016年12月31日までの口座残高が計600万元を超える)に対する調査を完了する。2018年12月31日までに、低所得者およびすべての一定規模法人の口座に対する調査を完了する。
中国は2018年9月に、初の金融講座税関連情報の自動交換を実施する。
この日程表に基づき、資産総額600万元以上の非住民高所得者の透明化が率先して行われる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年10月26日