中国企業は「インテリジェント製造」からまだどれほど遠いか

中国企業は「インテリジェント製造」からまだどれほど遠いか。

タグ: 企業 インテリジェント 製造 知能化

発信時間: 2016-11-27 09:09:33 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

工業の基礎能力が最大の弱点に

少数の企業はすでにインテリジェント製造の波に乗り、先頭を走っているものの、工業の基礎が不足していることで、ほとんどの中国企業は知能化生産へと短期間で直接移行することはできずにいる。1億元以上となることも珍しくない改造費用や高い技術標準で「望んでも手が届かない」と諦めてしまうだけでなく、自身の問題がどこにあり、どこから手をつけるべきかをはっきりさせることさえ難題となっている。

中車時代電気股フェン有限公司が7カ月前に建設を始動した知能工場は、「インダストリー4.0」の標準で建設された中国で初めての軌道交通生産ラインだ。

この製造センターの副主任である易衛華氏は感慨深げに、「かつて我々が思い浮かべていたインテリジェント製造は、何台かの自動化設備を買うという程度のものだった。だが実践と摸索を通じて、設備を購入するのは難しくないが、難しいのはこの設備をいかに管理するか、自社の生産の特性と結びつけて設備の効用をいかに最大限に発揮させるかであることがますますわかってきた。これを実現するためにはまず、業務の流れを整理する必要がある。この業務のために、我々は3年の月日を費やした」と語る。

「インテリジェント製造の推進過程における我々の最大の弱点は、工業化の進度で先進国とまだ大きな差があるということだ」と、工業・情報化部の苗●部長は語る(●は土偏に「于」)。「もしもドイツがインダストリー3.0の段階に達しているとすれば、中国の多くの企業は依然として2.0の標準にも達していない。そのため我々は『2.0』を補習しながら、3.0を推進し、さらに『4.0』の方向への発展をはからなければならない」

「中国の製造業は総体的に言ってまだ学習と模倣が多く、ブランドの蓄積や人才の蓄積、設計の蓄積、工業化に対する理解など、関連する蓄積が欠乏している」と、三一重工総裁の向文波氏も指摘する。

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