これら減税数値をどう分析するべきか
「まず正確に区別すべきは、試験区ごとの納税者の業界である。主管する税務組織は1000万戸の納税者の業種を一人一人確認する。26に小区分された業界カテゴリに基づき納税者が帰属する業種を決めていく」と、国家税務総局の総会計師である王陸氏は述べる。
王陸氏は、「総じて言えば、税務総局が対外的に発表する税負担の変化のデータは、上述した方法を通じて納税者が自主的に申告し、コンピュータで自動的に形成されたものだ。これらデータは試験区の納税者すべてが含まれたもので、サンプリング結果ではない。しかも試験区の全ての業界を細分化しているため、試験区の全貌を客観的に反映したものと我々は考える」と述べる。
これら客観的に出された減税データ以外にも、減税効果がはっきりと分かる2つのデータがあると、王軍氏は言う。
1つ目のデータは、5月1日に減税試験区の試みが始まった後となる5月から11月まで、全国税務部門組織の税収増は平均で3%だった。昨年同期の税収増は8.3%だった。