同社は2020年までにリチウム電池の生産能力を、6倍の50GWhにする計画を立てている。
黄氏は「当社は国に導かれ前進を続ける。2020年までに世界トップの業績を実現したい」と述べた。
この5年前に誕生したばかりの企業はすでに海外に進出し、スウェーデン、ドイツ、フランスに事務所を設けており、さらに欧州での工場建設を計画している。同社の代表者は機密事項であることを理由に、BMWやその他の取引先の存在を明らかにするに留めた。
しかし野心あふれる拡張計画を持ちながら、このベンチャー企業は政府の政策と技術の急激な発展に依存していることで、リスクにも直面している。
電池のコストが下がらず、注文が徐々に減少していることから、米国の電池メーカーA123システムズは、新規株式公開から破産まで3年しか掛からなかった。
業界の関係者は「ある電池メーカーが中国国内でトップシェアを獲得しようとするならば、まず海外への投資から撤退しなければならない。こうして初めて補助金やその他の政策支援を受けられるからだ」と話す。