ある分析によると、収益率は低いが、短期日本国債の購入はほぼ「ノーリスク」だからである。マイナス金利国債は中央銀行、保険会社、年金ファンド、銀行などの機関投資家に最も好まれている。円高を見込む投資家もマイナス金利の国債を買いたいと考えている。リスクが比較的大きい株式市場やコモディティ市場、社債と比べて、国債は極めて安全なのだ。
譚雅玲氏によると、中国からみて日本国債は現在、最も良い時期にあるという。日本は現在、国債市場の発展を重視しているうえに円高傾向にあることから、日本国債を多く保有することで将来のリスク回避になるのだ。
譚雅玲氏は、「中央政府は米国債保有が多すぎると以前から言われてきた。そのため、現在、多様な組み合わせによる債券保有を図っているのだ。日本の中央銀行や財務省は現在、日本国債市場の発展を重視しており、日本の株式市場のパフォーマンスも先進国の中では良好だ。加えて円高傾向もある。円への期待と信頼はますます高まっている」と述べる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年2月15日