調査会社のIDCが先ごろ発表したデータによると、2016年の中国スマートフォン(スマホ)出荷台数は前年比8.7%増となり、増加率が2015年の1.6%を上回った。うち第4四半期の出荷台数は18.7%増と、高い伸びを示した。特に、中国のOPPO、華為(ファーウェイ)、vivoがトップ3を独占し、合わせて半分近くのシェアを握った。アップルはシェア9.6%の第4位だった。
リポートによると、2016年の中国スマホ市場の急成長は、ユーザーの携帯電話端末に対する要求が高度化したことが要因。ユーザーは高コストパフォーマンスの製品ではなく、日常使えるスタイリッシュなスマートツールを求めるようになった。スマホは、地図ナビゲーション、モバイル決済、ショッピング、ゲーム、動画など様々なシーンで多様なサービスを提供するため、ユーザーは高コストパフォーマンスの製品からスタイリッシュな端末へと買い替えを急いだ。
携帯電話端末市場の成長トレンドに乗るために、中国のスマホメーカーはブランド構築、製品設計、商業モデルを調整し、大きな市場シェアを獲得した。