「グローバル化の深化、そして中国企業の海外進出の加速。特に最近は、多くのドイツ企業を買収している。これらは必ず知的所有権の問題が生じるだろう。また、国内製造業がレベルアップを続けているため、中国は健全な知的所有権制度を構築する必要がある。中国ブランドを保護するためだ」。
張極さんと呉桂徳さんの自信満々の態度と対照的に、李沛祥さんの帰国には迷いがあった。20年以上の努力を通じ、彼はカナダの生物材料研究開発分野で地位を得ていた。彼の会社であるABMは、カナダ外務省が推薦するバンクーバーで最もポテンシャルのある5企業の1つに選ばれた。
2012年末、チャレンジ精神から李沛祥さんは、南京の「321」人材計画の募集に応募し、選出された。当地政府から補助金が振り込まれた。当地の資金集め担当や投資家が専門的な知識を持っていたことに、彼は深く感動した。
最初の第一歩を踏み出すと、彼はさらに前進した。南京に続き、鎮江でも新会社を設立したのだ。「5年以内に売上を1億にして上場する」と、大きな野心を抱く。
母国への思い――「人間は感謝の心が大事」
「来月には国へ帰れる」。ドイツのエバーハルト・カール大学テュービンゲン修士課程で生態学を学ぶ曹左男さんは、指導教授の研究室を満面の笑みで退出した。修士論文のテーマ「中国チベット高原の土壌養分の実験方法に関する研究」が指導教授に認められると、さっそく帰国してフィールドワークの地で土壌サンプルの収集を行った。