自転車を共有する、自動車を共有する、民宿を共有する。このようなシェアリングエコノミーが突如「大ブレーク」した。人民網が伝えた。
シェアリングエコノミーとは、社会に大量に存在する遊休資源をプラットフォームに集積して、需要と供給の橋渡しをし、資源の経済的価値と社会的価値を刷新することを指す。中国は現在、シェアリングエコノミーのトップチームに入っており、関連機関の報告では、昨年の市場取引額は3兆元(1元は約16.3円)を超えたという。政府活動報告では、「シェアリングエコノミーの発展を支持する」ことが2年続けて明確に打ち出された。シェアリングエコノミーはこれから社会サービス産業の最も重要なパワーになっていくとみられる。目下一番人気のある自転車のシェアだけでなく、シェアリングエコノミーは部屋のシェア、車のシェア、知識のシェアなどさまざまな分野で遊休資源の活用を進めている。新しく生まれた現象として、シェアリングエコノミーは既存の秩序や固定的な局面に挑戦している。
▽古い生産能力を活性化し、新しい原動力の誕生を促す
シェア自転車の急速な発展に後押しされて、「斜陽産業」だった自転車産業が「2回目の春」を迎えた。
昨年12月から今年3月にかけて、自転車メーカーの飛鴿が自転車シェアプラットフォームのofoに納入した自転車は80万台に達し、同社の年間生産量の3分の1を占めた。ofo関連部門の責任者は、「飛鴿をはじめとする伝統的自動車メーカーとの協力を通じて、新しい原動力によって古い生産能力を活性化し、供給側構造改革を加速させる」と述べた。
同じく自転車シェアプラットフォームの摩拜単車とofoがさきに発表したデータによると、摩拜の供給チェーンは天津愛瑪科技、富士康、自社製造工場をカバーし、2017年の生産量は1560万台に上る見込みだ。ofoは主に天津富士達自行車、飛鴿、上海鳳凰自行車のサプライヤー3社をカバーし、17年の生産量は1780万台に上る見込み。この両プラットフォームだけで今年は3千万台以上の自転車を生産するということになる。