築地市場の移転問題、都民の神経を逆撫でする問題続出

築地市場の移転問題、都民の神経を逆撫でする問題続出。

タグ: 築地市場

発信時間: 2017-03-30 17:45:27 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

土壌や水質に深刻な問題があるのではとの懸念広がる

移転が决定した時から、多くの人が心配していたのが豊洲市場の土壌汚染と水質問題だ。そこは元々東京ガスの工場跡地で、08年の土壌検査では環境基準を大きく上回る有害物質が検出され、発癌性物質であるベンゼンにいたっては局地的ではあるが、国の基準の4万3000倍だった。専門家は当時、敷地全体で深さ2メートル分の土を全て入れ替え、その上に2.5メートル分の新しい土を盛るよう提案した。

小池知事は、築地市場と豊洲市場の調査を行い、2009年2月に4316億円だった豊洲市場の総事業費が36%増の5884億円に膨張していたことが判明。移転延期発表後、豊洲市場の主要な建物の敷地に盛り土が行われていないにもかかわらず、東京都の公式サイトには全て入れ替え、2.5メートル分の新しい土で盛ったと記されていることも判明した。調査の結果、東京都は盛り土の工法を採用しておらず、いつの間にか地下空間を作る工法にすり替えられていたことが分かった。豊洲市場の工事は地下に空間を作る設計図で行われていた。

その後の豊洲市場の地下水の調査で、関連当局が環境基準値や指針値を超すベンゼン、水銀を検出した。そのため、その環境の安全性に対する懸念が、築地市場の業者に一気に広がった。そして、東京都が最終的に「安全」と発表したとしても、この移転をめぐる一連の騒ぎによる消費者のマイナスイメージはぬぐえず、市場の販売に影響が出ると見られている。

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