中国の金融企業は世界の航空分野へ参入する努力をしているが、中国商飛は国際航空ショーにおいて比較的控えめだ。C919はまず国内市場に力を入れるつもりのようだ。とはいえ、海外に向けた戦略をすでに採っている兆候もある。中国商飛の小型旅客機ARJ21は、操作説明が中国語で書かれているが、C919のそれは販売促進のために英語で書く予定となっている。
中国商飛は中国市場で非常に有利な立場にある。なぜなら中国の航空会社各社は、今後20年は飛行機需要が増加すると考えており、7000機近い飛行機を購入する予定だからだ。ただ、主にボーイングやエアバスから購入することになる。
C919の安全認証は、同機が国際市場で直面する最大の問題の1つだ。