先ごろ発表された第1四半期のマクロ経済データによると、同期の経済成長に対する消費の貢献率は77.2%で、サービス業のGDP全体に占める割合は56.5%に達した。GDP成長率も6.9%増となり、2四半期連続で高い成長率を記録した。
これに対しブルームバーグは、「消費の伸びによって中国経済は驚くべきパフォーマンスを見せ、2四半期連続で成長を加速させた。消費者は、投資に依存する中国経済の成長モデルを打ち破ろうとしている。「ニューヨークタイムズ」は、第1四半期に中国経済が成長した大きな原因は、工場の拡大が底堅かったことにあると指摘。エコノミストたちは3月の工業増加率が7.6%増だったことに驚きを隠さない。つまり中国の工場は現在、繁忙状態にあることを意味する。
これら客観的状況は、李克強首相の中国経済に対する判断を裏付けるものである。つまり「新興産業が勃興しつつあり、従来型産業はモデルチェンジ、バージョンアップが図られ、新たなエンジンが動き出している」という判断である。
米誌「フォーブス」は、中国の第1四半期GDP成長率が予測を超える伸びを示したことは、「中国の奇跡」はまだ終わっておらず、第2ステージに突入したことを意味すると指摘する。