同誌はまた、中国のスーパー消費者、技術革新、ハイエンドの製造、サービス産業こそ、第2ステージの経済の奇跡を生み出す4つの柱となると分析する。
この4つは、まさに李克強首相が特に強調する「新旧エンジンの交代」の支えとなるものである。中国は新旧エンジンの交代によって力強い成長の実現を目指しており、これは世界経済成長にとっても喜ばしいことである。ロイター通信は、中国経済データが好調であることは、世界の投資家の経済の不安定に対する不安感を和らげることにつながり、揺れ動くグローバル資本市場を安定化する作用をもたらすと評する。
経営コンサルティング会社のA.T.カーニーのレポートによると、営業利益5億ドル以上の世界300社に対する2017年の調査において、中国経済の見通しを楽観的に見る企業の割合が明らかに増加したとしている。海外直接投資の信頼指数ランキングにおいて、中国は上位に位置している。
国際通貨基金(IMF)は、中国の第1四半期の経済データが予想をはるかに上回ったとした上で、GDP成長率が6.9%増だったことから、今年の中国の成長率予測を1月の6.5%増から6.6%増に引き上げた。同時に、数か月後はさらに予測値を引き上げる可能性が高いとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年5月4日