斉副主任はデータを示しながら、「業界全体の主要輸送指標をみると、比較的高い伸びが続いている。つまり、民用航空市場の成長は予想以上に非常に勢いがある」と説明した。
データは軒並み増加したが、伸び率には若干の差がみられた。中でも注目すべきは旅客数で、2016年の業界全体の旅客数は前年比11.9%増と、2015年の11.3%増を上回る水準となった。国内線の旅客数も10.7%増と、同じく2015年の9.4%増を上回った。
斉副主任は別のデータを指し示し、民用航空の旅客・貨物取扱量が交通機関全体に占める割合は年々上昇していると指摘。昨年は26.7%に達し、割合は4分の1を上回ったとした上で、次の見方を示した。
「経済への下押し圧力が強まるなか、高速鉄道が大きく成長する時代となっている。こうしたなかで、民用航空市場がここまで成長したことは実に容易なことではない。中国人の民用航空による旅行意欲が年々高まっていることの表れだ」
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年5月10日