『驢媽媽(lvmama)旅行ネット』の端午海外旅行レポートによると、タイ、インドネシア、マレーシア、ベトナムなど東南アジア諸国の予約はこれまでよりも人気が高く、前年同期に比べ延べ予約者数は約2倍増えた。「‘一帯一路’建設の後押しを受け、’一帯一路’周辺国への旅行熱が高まった」と驢媽媽の責任者は説明している。また、驢媽媽のデータによると、「一帯一路」周辺のロシアや中東欧など欧州国家への延べ旅行者数は4倍に増え、ポーランド、ロシア、チェコ、セルビア、スロバキアは増加率が最も高い「一帯一路」周辺5大欧州国家となった。特に、昨年はテロ攻撃の混乱があったフランス、ドイツ、トルコなどの欧州諸国が、今年は観光人気も回復し、端午節の延べ予約者数は前年同期比で約2倍増となった。
『携程旅遊(Ctrip)』が先ごろ発表した初の「一帯一路海外旅行指数」も、各国の統計をもとに2017年の中国から「一帯一路」周辺国への旅行者数が延べ2500万人を超えるとの予測を示した。さらに、中国国家観光局は、「第13次5カ年計画(十三五、2016-2020年)」期間に中国が「一帯一路」周辺国へ、延べ1億5000万人の観光客と2000億米ドル超の観光収入をもたらすとの試算を示している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年6月1日