世界最大の石炭企業、神華集団の傘下上場会社の中国神華と、国内5大電力グループの一つである国電集団の傘下上場会社、国電電力は6月4日に発表した公告で、支配株主が自社に関する重大事項を計画しているためA株の6月5日から売買を停止することを明らかにした。このニュースを受けて、2社が合併し、「中国神電」という巨大企業が設立されるとの見方が出ている。
6月2日に国有資産監督管理委員会(国資委)が開いた国有企業ブリーフィングで彭華岡・副秘書長は、今後3つのルートで踏み込んだ調整と再編のペースを加速し、石炭発電、大型装備製造、鉄鋼などの分野で中央企業再編を着実に進め、年内に企業数を100社以内に調整する方針を示した。
中国神華の公告によると、同社は2017年6月2日に支配株主の神華集団有限責任公司から、自社に関する重大事項が計画されており、そこには大きな不確定性が存在する上、関連当局の認可を得る必要があるという内容の通知を受け取った。公平な情報公開の保証、投資家の利益保護、株価の異常変動の回避のため、同社の申請でA株の売買が2017年6月5日から停止された。