今年5月初めにも、関連当局が主要な火力発電企業と原子力発電企業を合併・再編して3社にすることを検討しているとの報道があった。再編の選択肢としては、神華、中広核、大唐が1社に合併、華電と国電、中核が1社に合併、華能と国電投が1社に合併の3つあるという。「このニュースは業界内で長いことうわさされてきたが、最終的な状況がどうなるかはまだ分からない」。ある企業の関係者は、『経済参考報』記者にこう話している。
しかし、確実なのは石炭発電分野の再編が今年の国有企業改革の目玉になることだ。彭華岡・副秘書長は、国有企業ブリーフィングで、国資委が引き続き中央企業グループレベルの再編を進め、中央企業の合併・再編の試行を深化させ、再編後の整理再編効果の評価を強化する方針を明らかにした。石炭発電、大型装備製造、鉄鋼などの分野の再編を着実に進め、海外資産の整理再編を模索し、資源集約によって合力を形成することで、シナジー効果をさらに発揮させる。中央企業が優位な大企業と上場企業をプラットフォームに、企業間で共通の業務セクターを強化する資源の整理再編を進める。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年6月5日