自社製品を世界進出させようとしている企業は、中国を事業計画に組み入れることを忘れてはならない。これは13億人以上の人口、4億人以上のネット通販利用客を擁する、投資の魅力あふれる巨大市場だ。スペイン『エル・ムンド』紙(電子版)が21日、伝えた。
4億人以上の消費者は2015年に、5000億ドル以上のネット通販取引額をもたらした。伝統的な販売ルートと比べ、中国のネット通販は世界一の割合を占めている。中国の2014年のネット通販取引額は世界一の4260億ドルに達し、2位の米国(3050億ドル)と3位の英国(820億ドル)に大差をつけた。成長率を見ても、中国は米国を上回っている。2010年の時点で、中国の3分の1のネットユーザー(1億4000万人以上)がネット通販を利用していたが、2015年になると3分の2(同年のネットユーザー数は6億8800万人)の割合に達した。これと比べ米国の2010年は1億4000万人ほどで、ネットユーザー全体の3分の2を占めていた。ネット通販利用者は2億人に増えたが、この割合は2015年に上昇しなかった。