中国はこれまでに、燃料電池の基幹材料や動力システム、完成車の集積回路、水素インフラのコア技術をほぼ確立。独自の知的財産権を持つ燃料電池車の動力システム技術プラットフォームを概ね出来上がるなど、100台レベルの動力システムと完成車の生産能力を備えるまでになった。
万部長は、中国は協働的イノベーションを強化し、水素燃料電池産業全体の振興を促進する必要があると指摘。◇水素燃料電池車の普及促進に向けた振興策の検討を加速し、政策面での産業振興を通じて、より多くのコア技術の確立を加速する。◇産業と市場の連携を強化するとともに、産業間の連携、各分野の連携を強化する――との方針を示した。
その上で、中国は様々な資源を統合し、国際協力に積極的に取り組む考えを示した。中国はこれまでに国際水素エネルギー・燃料電池協会を創設している。サプライチェーンの構築、燃料電池の商業化に向けた国際化プラットフォームの推進、国際的な水素燃料電池技術と産業振興の推進がねらいだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年6月26日