報道によると、「マラッカゲートウェイ」の建設は昨年10月に開始。この港湾プロジェクトには、新たな深海港も含まれ、人工島の上で進められている。中国の国有エネルギー大手、中国電力集団国際工程有限公司は、同プロジェクトの主要投資家で、マレーシアのKAJD社と提携している。
同プロジェクトには、商店、テーマパーク、埠頭、自由貿易区、工業パークなどが含まれる。中国は約80%の石油を同海峡を通じて輸入している。
報道によると、隣国のシンガポールは米国と長期にわたり密接な防衛関係を保ってきた。2013年以降は米国が現地に海軍作戦艦を配備。アナリストは、中国とマレーシアが経済関係を強化しているのは、重要地区における海上の足場を強化するためとの見方を示した。
シンガポール南洋理工大学ラジャラトナム国際研究学院・マレーシア問題専門家のジョン・サラワナムトゥ氏は、「マレーシアは、一方にマラッカ海峡、もう一方に南中国海があるため、とても重要な場所になる」と説明した。