タイ国首相府のコブサック政務官は11日開いた記者会見で、第1期工事の建設について「地域交通ネットワークの発展につながる」とした上で、特に中国の「一帯一路」構想では、東南アジアと欧州、アジア地域の他の国々を繋ぐことを提唱していると指摘。タイ側は鉄道建設を担い、中国側は鉄道技術、信号システム、技術指導を担うと述べた。
タイのプラユット首相は、「この鉄道にはタイ側の資材と中国側の技術が用いられている」とした上で、中国から技術を習得し、ゆくゆくは自分たちで鉄道システムを扱えるようにしたい」との意向を示した。
AFP通信によると、タイは鉄道建設をめぐって新技術を中国側の技術者から提供を受けると発表。中国人技術者の資格審査を緩和するなどしたプラユット首相に対し、現地企業からは不満の声が上がっているという。