一方、中国共産党機関紙「人民日報」系の環球時報によると、タイ国内の鉄道技術は中国の1980年代並みの水準であり、自力で高速鉄道を建設できるだけの力を持っていないことを認識しているという。鉄道が建設されれば市場のパイを奪われるとの懸念から、一部の航空や陸運業界といった既得権益層が建設に反対していると報じた。
ロイター通信が専門家の話として11日付で報じたところによると、中泰鉄道建設は中国とタイの両国関係の核心となるもので、2014年にタイ軍事政権が樹立されて以降、両国関係は急接に深まったという。
AFP通信によると、タイ軍事政権が中国に接近しつつある。中国から数10億ドルもの武器を調達するとともに、中国からの投資を積極的に受け入れているという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年7月12日