中米包括的経済対話、経済貿易関係の緊張緩和に世界が期待

中米包括的経済対話、経済貿易関係の緊張緩和に世界が期待。

タグ: 中米包括的経済対話

発信時間: 2017-07-20 16:33:07 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国の汪洋副総理は19日、米国のムニューシン財務長官(左から2人目)、ロス商務長官(左)と中米包括的経済対話の初会合をワシントンで開いた。

 

中米包括的経済対話の初会合は19日、米ワシントンで開かれた。中米双方が対話を通じて経済関係で実質的な打開策を見い出し、経済摩擦を解消できるかに期待が寄せられた。ロイターは19日、中米両政府が貿易での緊張緩和に注力し、合意を目指すと報じた。しかし貿易の専門家は、「今回の会合で合意できるのは一部の小規模な協議に留まる可能性」と指摘。「中国の鉄鋼・アルミの生産過剰問題や国有企業への補助金に対する米国の不満、米国が先端科学技術製品の対中輸出を拒否していることへの中国の不満など、大きな問題は解決に至らない」との見方を示した。

中国の汪洋副総理は、米国のムニューシン財務長官、ロス商務長官と共に中米包括的経済対話の初会合を主催した。中国外交部の陸慷・報道官は19日の記者会見で、「中米双方の合意と中米経済協力の必要性に基づき、今回の経済対話は、マクロ経済政策、貿易協力、投資協力、世界経済ガバナンスなどの議題をめぐり議論を交わす予定だ。両国の協力拡大の余地と、経済貿易関係に存在する見解の相違について有効な解決方法を探り、両国の経済貿易関係の力強く、均衡ある、健全な発展を目指す」と説明。「両国の経済関係に一歩ずつ新たな進展があることを期待するが、さらに重要なのは、本質的な経済貿易の互恵協力を、長期に、持続的に、健全に、安定的に維持することだ」と述べた。

米VOAは19日、新たな秩序の下での中米包括的経済対話の初会合は1日だけだが、貿易の緊張緩和に向けた「100日計画」の成果を点検し、貿易に関する今後の計画策定にもつながると指摘。しかし、直近の貿易統計や北朝鮮の核問題は解消されておらず、両国の貿易目標にも差異があるため、対話では貿易紛争の隠れたリスクを取り除くのは難しいと報じた。

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