AI産業、中国と米国の実力を比較①中米「両雄」の構造

AI産業、中国と米国の実力を比較①中米「両雄」の構造。

タグ:AI産業 中国 米国

発信時間:2017-08-31 15:51:12 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 記者が複数のハイテク企業と科学研究院(研究所)を取材したところ、中国の人工知能(AI)産業は世界トップクラスに発展しているが、米国と比べると基礎理論の進展、チップ設計・アルゴリズム、AI応用などの分野でまだ大きな差をつけられていることが分かった。しかし中国は人材、データ資源、市場の需要で潜在的な優位性を持ち、「コーナー追い越し」が完全に可能だ。

 

 中米「両雄」の構造

 

 国内で最も早くAI研究開発に巨額の資金を投じた百度の張亜勤総裁は「新しいAIブームにおいて、中国は世界、特に米国とほぼ足並みをそろえている。全体的な実力を見ると、中国はまだ米国の敵ではないが、すでに世界AI産業発展の要衝になっている。一部の分野ではさらに米国を抜かす勢いを見せており、AI時代に米国と並走する可能性が最も高い国になっている」と指摘した。

 

 烏鎮シンクタンクと網易科技が共同発表した「烏鎮指数:世界AI発展報告書2016」によると、AI企業の数、資金規模、特許出願という3つの要素を見ると、米国のAI分野における優位性が顕著だ。しかし中国は近年、この3つの要素と発展ペースで世界をリードしており、大半の指標が世界3位内に入っている。特に中国の特許出願件数と取得件数は2012年より、米国を上回っている。

 

 企業数を見ると、米国のAI企業は世界最多の2905社。中国の北京・上海・深センのAI企業は447社で、世界の7.4%を占めている。投資先を見ると、米国と英国が多く、中国、インド、イスラエルが続いている。米国は3400件、中国は146件以上の投資を獲得。しかしAI企業の資金調達規模を見ると、中国が世界2位になっている。特許を見ると、米国のAI特許出願件数は世界最多の2万6891件で、中国は2位の1万5745件。

 

 

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年8月31日 

 


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