AI産業、中国と米国の実力を比較②革新力にはまだ差も

AI産業、中国と米国の実力を比較②革新力にはまだ差も。

タグ:AI産業 中国 米国

発信時間:2017-08-31 15:53:41 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

革新力にはまだ差も

 

 AI情報プラットフォーム「新智元」の創業者である楊静氏は「AIを氷山に例えるならば、目に見えている部分は米国とほぼ変わりない。氷山の頂上が米国に支配されているだけだ。しかし見えない部分は、ほぼすべてが米国のものだ。つまり中国は模倣や規模化で急速に発展しているが、独創性や革新力では大きく差をつけられている」と指摘した。

 

 パソコン産業やモバイルネットワーク産業と同じく、AI産業チェーン全体はハードとソフトに大きく分けることができる。ハードには最底層のチップ、アルゴリズム、ビッグデータ、クラウドコンピューティングが含まれる。ソフトはOS、各分野での応用(自動車、警備、金融、医療、教育、ホームライフなどの業界)。全体的に見ると、産業チェーンの基礎・底層に向かうほど中国の実力が下がり、応用面に向かうほど実力が上がる。

 

 楊氏は「応用面で、AIはスマート化の度合いにより弱AI、汎用AI、強AIという3つのレベルに分けることができる。中国は弱AIで高い実力を持ち、米国と比べても20−30%の差しかない。しかし汎用AIではこの差が5−10倍に拡大し、強AIでは比較にならないほどだ」と説明した。

 

 記者の調べによると、ロボット視覚、音声認証の優位性により、中国AI産業はすでに警備、中国語認証などの分野で成功している。バイオテクノロジーとAIの融合などより広範な分野でも、産業内の模索を開始している。

 


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年8月31日 


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