「脱ガソリン」へ加速する自動車産業

「脱ガソリン」へ加速する自動車産業。

タグ:「脱ガソリン」 自動車産業 中国メーカー 

発信時間:2017-09-20 15:00:54 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 今年のモーターショーでドイツメーカーは、前代未聞の不安感に襲われていた。少し前に発生したフォルクスワーゲンの排ガス不正問題が沈静化する間もなく、ベンツやアウディでも排ガス不正問題が発覚した。アメリカやEUも調査を開始している。これは「ドイツ製」やドイツブランドにマイナスの印象を与えた。そしてこれを機に、一部の政党や地方自治体がガソリン車の全面禁止を要求するようになった。


 これに対してドイツ政府は、様々な関係者を集めて自動車サミットを開催した。自動車産業を全面的に整理し、経済損失や名声を挽回したいと考えたのだ。メルケル首相は自動車メーカーに対し、従来型のガソリン車を新エネルギー車およびスマート化へモデルチェンジすることを求めた。


 今年のフランクフルトモーターショーが開催される前にメルケル首相はある取材で、「これは非常に特別なモーターショーだ。ドイツの自動車産業は現在、大きく信頼を失墜させている。自動車産業はドイツ経済発展のための大きな柱であり、輸出大国として“ドイツ製”ブランドの名声を背負って立つものでもあるのだ」と述べている。


 取材の中でメルケル首相は、ドイツが完全にガソリン車を放棄するとは述べていない。その一方、様々なエンジン技術に対する期待も隠していなかった。


 世界の自動車産業は“脱ガソリン車時代”に突入しつつある。今回のフランクフルトモーターショーから垣間見られるのは、我々の期待する、あるべき未来の自動車産業の姿であった。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年9月20日




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