今年5月18日の国際博物館デーに、アプリ「故宮社区」が正式にスタートした。故宮の情報やガイド、建築、所蔵物、展覧、学術、文化商品など10種類以上の故宮文化資源のサービスが集まったアプリである。ユーザーに向け、文化の参加者と創造者になるように呼びかけてもいる。このアプリでユーザーは、自分の家を建造することができ、オンラインのデジタル生活を作り出すことができる。あなたの隣の家が故宮博物院の院長の家になるかもしれない。
これらアプリを開発するニューメディアチームは、若者たちで構成されている。彼らは以前、一つのプロジェクトを単霽翔院長にチェックしてもらった。子どもたち向けゲーム「皇帝の1日」である。単霽翔院長は当初、あまりよくないと思った。なぜなら今の子供は一人っ子ばかりで、自分のことを小皇帝だと思っている。それなのに、さらに1日皇帝をさせれば、さらに悪くなってしまうのではないかと考えたのだ。