国家知識産権局特許再審査委員会は今年9月30日、サムスンの特許と関連する8件の特許無効宣告・再審査決定を発表した。うち5件は完全無効、1件は一部無効となり、有効を維持したのは2件のみ。
サムスンが2016年に中国市場で、ファーウェイを相手取り16件の特許侵害を訴え、うち15件が特許有効性再審査の決定を下された。10件が完全無効となり、無効が62.5%の割合を占めた。
中国政法大学知的財産権法研究センター客員研究員の李俊慧氏は「これはサムスンがファーウェイを相手取り特許侵害を訴える防御措置が、総崩れという苦しい局面を迎える可能性を意味している」と指摘した。
2016年5月25日、ファーウェイは先にサムスンを特許侵害で訴えた。カリフォルニア州北区裁判所と深セン中級人民法院で、サムスンを相手取り知的財産権の訴訟を起こすと発表した。