中信系列の参入後、マクドナルド中国は店舗増設を加速化するとみられる。マクドナルドのスティーブ・イースターブルック総裁兼CEOは、「中国は近い将来、米国を除くマクドナルドの最大の市場になるだろう。新会社への資本参加と役員の積極的な参与を通し、中国市場の成長を引き続き推し進めるとみられる」と話す。
全国の約1600店舗が年内グレードアップ 若者のニーズに対応
社名変更前、マクドナルド中国は「現地化」において多くの試みを実施していた。まず、新鮮なものを求める中国人消費者のニーズに合わせ、消費者の興味を引きつけるため、2016年にハードウェアのデジタル化、商品の差別化、サービスのヒューマニゼーション化を統合した「未来2.0」店を全国に展開。記者の調査によると、客はタッチパネルで自分が食べたいハンバーガーやデザートをカスタマイズし、ドリンクの氷なし、ハンバーガーのソースなし、肉の量の調整などを行える。
一連の調整はすべて中国の消費者を獲得するためである。マクドナルド中国の張家茵CEOは、「以前は注文時に並ぶ必要があったが、商品の差別化とサービスのヒューマニゼーション化を通し、マクドナルドでより自由を体験し、すべてを消費者に決めてもらいたい」と話す。
2016年に一部店舗のグレードアップを実施したのに続き、マクドナルドは新しいシステムも導入した。今年5月13日、マクドナルド中国は全国の約1000店舗でセルフ注文、モバイル決済、テーブルまで運ぶサービス、「星付きシェフシリーズ」ハンバーガーなど7つの要素に及ぶ「未来2.0」グレードアップが完了したと発表した。年内に全国の約1600店舗でグレードアップが完了するという。