イギリスの中央銀行イングランド銀行は、イギリスが「EU強硬離脱」すれば、金融業から7万5000人の雇用がなくなると予想した。
イギリスのBBCは10月31日、イングランド銀行が銀行やヘッジファンドなどの金融機関に「EU強硬離脱」を想定した対策プランの提出を求めたと報道。
「EU強硬離脱」すれば、イギリスは世界貿易機関の規則に基づきEUと貿易を行う。これは、イギリスにある銀行がEU運営の「パスポート」を失うことを意味する。
EU委員会は、EU以外の地域のユーロ決済業務の管理体制も変わると見ている。この計画によると、イギリスにある機関を含むEU金融体制内の機関は、EU当局の直接管理を受け入れるよう求められる可能性がある。必要であれば、関連の金融機関はEU決済業務をEUにある地点に移さなければいけない。
そうなれば、取引に関わる大量のポストがフランスのパリやドイツのフランクフルトに移ることになる。
損失とチャンスが並存
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月1日